2009-01-01から1年間の記事一覧
本書で驚かさせれたのは、今日までのアメリカの文学史のすべてが、”白人男性中心主義”であるということを、著者が強く主張している点であった。フォークナーや、ヘミングウェイでさえ、著者にかかれば、所詮白人男性中心主義の枠組み中で書かれたものという…
頭の悪い僕には、それで結局、想像力と何が関係しているのか、なかなか釈然としなくて困った。 今の若い人々に、切実な、生活に関わる様々な問題が、論じられていたようだ。 東氏や、宮台氏の父親になってのお話などは、素朴に、うらやましかった。
多くの人がそう思っているように、僕も、”青豆のカッコ良さ”に驚いた。何か成功しすぎたVシネマを観ているようだった。本来なら、男性が受け持つであろう、ハードボイルドでクールな役回りを、青豆という女性主人公が、すべて体現してしまっているようであ…
2003年頃の著作。 バロウズ氏の使った有名な手法として、”カットアップ”とういう事が解説されていた。 ”カットアップ”の方法としては、 ”まず短い文章を自分で書く。それを切ったり折ったりして、適当に並べてみる。そしてその中で、おもしろいフレーズ、ち…
1991年頃の著作だが、この10年くらいの間、ニューヨークの絵画の世界では、ずっと主流の潮流であったらしい。 ウェブリオの辞典の解説によると、 ”コピーが大量に消費される現代社会の様相を現しており、簡単にコピーができる虚しさや寂しさを表現している”…
1998年頃の翻訳であるらしい。 アメリカの映画や、ドラマなどを観ていて、生活の豊かさを誇らしげに誇示する事は多く観られるが、いわゆる学歴を鼻にかける人をあまり観た事が無いので、アメリカという国は、本当に”自由”で、”民主的”な、いわゆる”働く人々…
やはり、基本として、原宿、渋谷、代官山のショップの名前が、何度も何度も列挙、羅列されているのだが、正直言って、なんの事かさっぱり解らない。非常に淋しい。残念。やはり、プロフェッショナルとしては、そのショップ、ブランドの名前こそが、非常に重…
ウィキペディアで”Tシャツ”という事を調べたら、この映画でマーロン・ブランドが着ていた、少し厚手の生地のアンダーシャツが”Tシャツ”として話題になった、最初であるらしい。 もともとは下着である為、最初は、それで街に出るのには相当の抵抗感があった…
2008年頃の作品らしい。 見所は、ゴシック風の装いのライダーの、ゴシック風の城での格闘シーンであると思われた。 何故仮面ライダーが、”古風なゴシック風”にならなくてはならないのかと思われるが、そのゴシック風が少し物足りないような気がした。 変身前…
2003年頃の作品らしい。 登場人物達のファッションは、全員が、ミリタリー、アーミー、ファッションになっており、素肌にタンクトップ、デニム地のベストなどが、必須アイテムになっていて、ヅボンの裾などをブーツの中にしまいこんであり、活動に適したよう…
今年の、コミック・マーケットに出展された、東浩紀と宇野常寛氏の同人誌を購入した。 宇野氏と東氏の対談を読んでいて、東氏がやけに”凶暴”になってしまったのでは、と、少し不安になってしまった。コミケ当日は、非常に暑く、並んでいた巨大な列も止まって…
2002年頃の作品らしい。 何故か、ライダー同士が殺しあっており、なんとなく暗いお話になっていた。 なんといっても、加藤夏希さん演じる、”ホワイトライダーのファム”が非常にカッコ良かった。 特撮が、かなり本格的になっており、随分と迫力があった。その…
2007年頃の作品らしい。 本作では、皆、チャイナ服を着用していた。 敵の隊長が、変身後、不動明王のような姿に変身しており、なかなかよくできているなあと、感心してしまった。 本作には、愛のテロリスト、インリンさんが出演しており、コスチュームが、比…
2002年頃の作品らしい。 変身前の、ライダー達の服装は、全員”皮のオートバイスーツ”を着ていた。皮、レザーは高価なので、あまり普段着のオシャレとしては認めたくない気がした。しかし、普段から、オートバイなどに乗る人には、一番、機能的な服なのかも知…
ボウレンジャーという劇場版の短編をビデオで観た。 主人公達は、変身前の服装として、”ジャージ”のようなものを着ていた。”ジャージ”(体操着)は、科学性を重視してあるようなので、どうしても宇宙船の飛行士のようなイメージがある。普通のズボンなどにど…
2008年の作品であるらしいから、ほぼ現在の仮面ライダーであると思われる。 主人公が、格闘シーンに入る前に、街角、いわゆるストリートで、ダンスをし始めるのが、何故か解らないがオシャレだった。 電王は、なんといっても、”時空を超える電車”というのが…
TV版の仮面ライダー響鬼を観た。 歴史ものは嫌いという人も多いと思われるので、自然に歴史ものはスルーする方も多いと思われた。 大河ドラマなどで、戦国の武士などの、鎧兜や、強大な権力や、残忍さなどに食傷気味なので、やめておこうかと思ったが、意…
批評家の東浩紀氏は、本書の読後感を、自身への批判と受け止めつつも、すがすがしい感じがすると述べておられたようなのだが、僕は読んでいて、不謹慎にも”ゲロを吐きそう”になってしまいました。 それは、多分、本書で書かれている事は、すべて”違法”である…
DVDで、(劇場版)仮面ライダーZO,と(劇場版)仮面ライダーJを観た。 1993年と1994年頃の作品であった。 まだこの頃は、仮面ライダーが”昆虫”であることの悲劇に、あるこだわりのようなものがあって、興味深かった。 武器も、まだライダーキックだけ…
ストリートファッションをウィキペディアの定義で見て見ると、 ”ファションデザイナーや企業主導ではなく、街にたむろする若者たちのなかから自然発生的に生まれたファションのこと。 それぞれの時代、社会や文化を背景に、街に集まる若者たちに実際に支持さ…
大塚氏が、(日本では無い)、海外の民俗学、神話学などを駆使して、村上春樹氏の作品を分析しておられた。 非常に、ピッタリと当てはまり、カッコ良いのだが、ちょっと気になったのが、大塚氏は、村上春樹氏が、そういった民俗学のような方法論で物語を書い…
この作品を読んだ時は、まるで童話をよんでいるような気がして、不思議だった。 村上氏の作品は、まるで”若者向けのデパート”の中で生活しているような錯覚を覚え、本当にデパートの中で商品に囲まれて暮らしたいなどという欲求を覚えた。 そう思うのはさほ…
身体芸術家の女性が、精神の障害のある男性との触れ合いをとおして、言語の始原的な交錯などを体験していくと云うお話であった。 デリーロ氏は、純粋客観的描写が目立つが、それはもうほとんど詩をよんでいるような感じで、日本での川端康成のような研ぎ澄ま…
ドゥルーズの”逃走論””遊牧民論”などの事を、現代で具現化した職業として、僕などは日本映画などの”トラック野郎”などを思い浮かべたりしたのだが、ドン・デリーロ氏は、それを”リムジン”の車とし、それにコンピュターを内臓させ、金融市場の株を売り買いす…
本書で、”アニメやマンガ、ゲームなどのポップカルチャーに影響を受けた小説が大量に生産され、それが2000年代中頃に大量に純文学に流入し、既存の文学との間に対立が生じているという現状認識” という事が述べられており、その結果として、 ”目の前の退屈な…
”ぼくは行くよ”などというタイトルが、非常に可愛らしいのに驚かされるが、僕個人が読んだ感想では、”オレは行くぜ”といった風のイメージに感じられた。 何故か、このエシュノーズという方に、仏国の知識人の人達が、ゴングール賞を取らせたかったらしく、こ…
どちらかと言うと、戯作者的に古典的な小説作法になっていた。 視点の事や、風景描写など、作品を引用しながら丁寧に解説されてあった。 島田氏なら、ロシアフォルマリズムの事などを引き合いに出して、唯の形式にも思想というものがあるのだ・・・風な授業…
バース氏の、”旅路の果て”とこの”フローティング・オペラ”は、まだ作風が写実的で、実存主義的な雰囲気の頃であったらしい。”キマイラ”あたりから、ポスト・モダン的な作品に移行していったらしい。 バース氏のこの頃のアメリカは、まだ、”フリーセックス”や…
まるで、マフィアのボスのような作者の名前の雰囲気に驚かせられたが、作者は、ニューヨーク出身の作家であられるらしい。 911の事件を中心に、その事件に遭遇した主人公と、その家庭、愛人、ビルから飛び降りるパーフォーマンスする男、テロリストなどの事…
アメリカの小説の原点として、メルビィルの”白鯨”や、マーク・トウェインの”ハックルベリー・フィンの冒険”などがあげられていた。 ”白鯨”など、最初から冒険アクションめいた雰囲気をもっているのが、欧州などと少し違っていると思われた。 ビジネスとして…