2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

あたしの中の・・・・・新井素子

新井素子女史の17歳の時のデビュー作であったらしい。 1978年頃であるから、もう随分と昔の事になる。 ウィキペディアによると、同時代の口語表現を積極的に取り入れた特異な文体が注目され、「新口語体」と呼ばれたとの事。 新しい世代の言語感覚による文章…

虚人たち   筒井康隆

筒井康隆氏の著作を読んでみた。 1980年頃の作品らしい。 ちょうどこの頃、プルーストの翻訳や、ジョイスの翻訳が話題になっていたと思う。 その影響もあってか、筒井氏の文章は、かなり長いセンテンスになっていた。 よく読んでみると、”化学の分析”のよう…

ポストモダン・バーセルミ

バーセルミ氏の作品を読んで、文章が重くなく、難解な言葉も使用されていないので、スラスラと読めるのだが、読み終わって、はて、一体何が書かれているのかと、全く解らない自分を発見し、ガッカリしてしまった。 この、著作では、構造主義、ポスト構造主義…