ぼくは行くよ  ジャン・エシュノーズ著

osamuoh2009-06-03



”ぼくは行くよ”などというタイトルが、非常に可愛らしいのに驚かされるが、僕個人が読んだ感想では、”オレは行くぜ”といった風のイメージに感じられた。



何故か、このエシュノーズという方に、仏国の知識人の人達が、ゴングール賞を取らせたかったらしく、この作品で、ようやく受賞が決まったらしい。


写真で見た感じでは、あまり芸術家らしくなく、どちらかと言えばビジネスマンのような風貌であった。



物語は、2〜3ページ単位で、シーンとストーリーが交互に入れ替わり、2つのお話が同時に進行するといった感じであった。会話の鍵カッコも省略されていて、そのまま地の文に埋め込められていた。