2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

東浩紀 著  波状原論 のコピー版をなんとか手に取ることができた。

東氏の”動物化”という事が、今ひとつハッキリとイメージしにくかったのだが、この号外には大学での講演が掲載されており、そこで、 ”アメリカ型の消費社会である。つまり、大量のモノに囲まれている、そのモノをただ貧欲に消費していくだけ、しかし、そこに…

コミック・マーケットなるものに初めて行った!

コミケ、正確にはコミック・マーケットらしいのだが、これがナゾの2次創作の販売という事になるらしい。 会場には人がごった返しており、どのブースに何が販売されているのか、とても探せる状態ではないのが残念だった。僕に根性が足り無かったのかも知れな…

 哂う日本のナショナリズム  北田暁大 著

本書では、学者のアレクサンドル・コジューブという方が、日本のナショナリズムの特徴として、”無意味ともみえる形式の反復に興じる日本的スノッブの存在を指摘し、否定する必然性のないものを、あえて否定してみせることによって、擬似的な(弁証法的」では…

資本主義のパラドックス   大澤真幸 著

1991年の著作であるらしいので、もう随分と昔の事になる。 資本主義の定義では、貨幣、生産手段、商品という3つの形態をとり、市場における”利潤の極大化”を志向する商品生産のためにそれらを組織する社会的な力の事ということになるらしい。大澤氏は、そう…

"歴史の<はじまり>  大澤真幸、北田暁大氏の対談集。

柄谷氏の”近代文学のおわり”という著作が、気になっていたので、この新しい書籍を読んで見た。 宮台氏などが、市場原理などの事で、市場で立ち行かなくなった人は、速やかに市場から”退場”すべきだ!とよく述べておられたので、もはや僕のような老兵はその場…