村上春樹氏の1982年頃の作品、 ”羊をめぐる冒険”

osamuoh2009-07-10




この作品を読んだ時は、まるで童話をよんでいるような気がして、不思議だった。



村上氏の作品は、まるで”若者向けのデパート”の中で生活しているような錯覚を覚え、本当にデパートの中で商品に囲まれて暮らしたいなどという欲求を覚えた。



そう思うのはさほど珍しい事では無いらしく、先日までテレビで放映されていたアニメ、”東のエデン”の中の主人公は、ほんとうにデパートのなかで生活しているように描かれていた。



生前の吉行淳之介氏は、大人が童話を読むようになるのは、”恐ろしい”と述べておられたのを、どこかで読んだような気がする。(子供さんに読み聞かせるのとは違う行為としてだと思う)。



ちなみに、最新作の”1Q84”はまだ購入できていない。・・・・・・・残念!