アメリカ文学のレッスン  柴田元幸 著

osamuoh2009-04-29



アメリカの小説の原点として、メルビィルの”白鯨”や、マーク・トウェインの”ハックルベリー・フィンの冒険”などがあげられていた。


”白鯨”など、最初から冒険アクションめいた雰囲気をもっているのが、欧州などと少し違っていると思われた。


ビジネスとして、エンターティメントとして、ミステリーやホラー、ファンタジー、SFなどが、なんと言っても有名であろうと思われるアメリカの出版事情などを思い浮かべるのだが、あの広いアメリカで、部数が五千部程度で、ぎりぎり生き延びているような、一応文学と呼ばれる、普通の小説が、どうやって存在しているのか、ちょっと良く解らない。やはり、日本と同じように、大学に勤めたりして、収入は別の事として創作されているのだろうか。



現代で主要な作家として、ブコウスキーポール・オースターパワーズなどといった作家などが紹介されていた。