2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

吉原はどこ?

浅草に行って来た。 永年疑問に思っていた、浅草のどこに”吉原”というところがあるのだろうという疑問を解決しようと思いましたが、やはり、方向音痴の僕には、探すのは無理でした。 それでも、一応、マルベル堂さんと、東洋劇場、フランス座の場所を、奇跡…

夏のバカンス

夏が終わってしまう。 外国では、”バカンス”には命を賭けると聞きました。 夏の休みには、やはりどこかえ、たとえ命がけでも、休養に行かないと、人間の精神が危なくなってしまいますね。

ノマド・遊牧的・逃走ということについて

ドゥルーズの”千のプラトー”の一部分を読んだ。 ”1227年 遊牧論あるいは戦争機械” というくだり。 ノマドと言う言葉がかなり有名であったから、どんなに華麗で、過激なノマド的スタイルの生活になるのかと思っていた。まさに世界中を飛び回る、スーパースタ…

感じない男

森岡正博氏という生命学の分野の先生の著作。 大学教授という立場にありながら、あえて、自己の恥になるような、性的体験の事を物静かに語っておられる。 要するに、男性の生理機能として、射精そのものには、生理現象の排泄以外の快楽などないのだから、性…

ジャック・ラカンのエクリ

ラカン氏の”エクリ”という著作を少し読み進める。 ファルスの意味作用 女性の性欲についての会議にむける教示的意見 カントとサド フロイトの無意識における主体の壊乱と欲求の弁証法 ここでの”ファルス”の意味は文学と少し違って、ずばり”男根”の事であった…

石川淳 普賢

石川淳氏の”普賢””山桜””曽呂利 ””張伯端””葦手”の一連の短編を読む。”軽妙な話体”による”ファルス”の領域を切り開いたとして有名なようだ。 ”ファルス”とは、笑劇、道化芝居を意味し、誇張や品の悪さを恐れず、一途の観客の爆笑を得ることを目的とした喜劇…

闘争機械

フェリックス・ガタリ氏の著作。 ガタリ氏は、流動する資本主義社会において、”ミクロ”、”分子的な機械人間”としての闘争が重要であると述べている。 そこで、今ひとつ解らないのは、”ノマド”という概念だ。 ノマドとは、もともとは遊牧民的生活様式の事であ…

アンチ・オイディプスのかなたへ

河出書房版の”アンチ・オイディプス”を訳した方の著作であった。 メチャクチャな理解の仕方としては、”資本主義の欲望の諸機械が流動する世界”で、”欲望する諸機械”(人間)、”戦闘マシーン”が戦うという事になると思われるが、あまりに、いい加減な理解の仕…