プラットフォーム   ミシェル・ウエルベック 著、

            2002年、角川書店 刊、

フーコーや、ドゥルーズの居たフランスの作家であるから、そのセックスへの偏執ぶりも少しは頷ける気がするのだが、

フーコー氏も本当に同性愛的エイズで死んでしまうし、ドゥルーズ氏も正に人間機械の如く、機械に繋がれて、壮絶な死を迎えておられる。

しかし、作者はキリスト教的、”愛の思想”の哲学を享受されたらどうなるだろう。

愛というものは、狂信的なセックス狂いとは違うのだよとか、なんとか、色々と。一応、聖書によれば、婚姻し、子供を育てる以外の性的なことはことごとく禁止している。しかも、何故かそういう生き方のほうが何故か強い。・・・・・、解らない。