季節性うつ病  ノーマン・E・ローゼンタール 著

         講談社現代新書 1992刊

うつ病に、光療法が効果があるらしい。


治療方法は比較的簡単で、30分〜2時間の間、2500ルクス以上の光を浴びるだけなのだが、その際、光を浴びながら読書をしたり、テレビなどを見ても別にかまわないらしい。


要は、脳の方にセロトニンなどの脳内分泌物が行き渡る事ができればよいらしく、やはり、戸外での日光を浴びながらの散歩などが一番良いらしい。


国によっては、その戸外での太陽の光が得られない国もあるらしいので、機械を利用してなんとか光を浴びようと言う事らしい。


精神科の医師などによると、機械ではあまり期待はできないのではとの事であった。やはり前面ガラス張りの吹き抜けなどの巨大なビルディングなどの光ならいざ知らず、狭い部屋での機械による人工的な光では、やはり気分的にもあまり効果は期待できないかも知れない。