ドナルド・バーセルミ氏の1974年頃の作品らしい。

osamuoh2008-07-30



”断片のコラージュ”という手法で有名らしいのだが、読んでみて、今ひとつ理解できない。


短編集であるから、それぞれの短編が一つにまとめられて一つの作品になっていると、理解されそうだが、バーセルミ氏の場合、一つの短編が既に”断片のコラージュ”で出来上がっているようにも思われる。


何が”罪深い愉しみ”なのか、あまり釈然としないのだが、現代は、人間の一人一人の繋がりが分断されていたりして、不安感が高まってしまうので大変だ。


資本のゴミの欠片のような儚い物を握り締めて、野垂れ死にしてしまうのではないかと、不安感が強まる今日この頃です。