イーガン氏という方のアメリカの作品であった。

osamuoh2008-05-19



コンピューターデザイナーの女性に、コンピューター内に生きる人工生命を作らせる話であったと思われる。


その人工生命は、不死であり、こちら側の世界での記憶と意識をそのまま持っているというから、大胆だった。


基本的に、コピーとして生きる事であり、方法としてはスキャンする事でコピーするだけと言うから、以外にシンプルであった。しかし、スキャンする事で、人間の意識まで持つ事ができるというのは、ちょっと恐ろしかった。


小説の冒頭で、コピーが、再生されてから、ものの数分で、”うっぷ、こんなのはとても耐えれない、たのむ、消去してくれ!”、などという場面から始まるのが妙にリアルだった。


イーガン氏の人気、魅力は、小説内で展開される、科学、物理などの理論の面白さにあるように思われた。ミクロレベルでの、細胞や、分子、原子、宇宙などの理論を展開されると、人間の意識など簡単にコピーされると思えてくるから不思議だ。