東浩紀氏と桜坂洋氏の共同での小説であったらしい。

osamuoh2008-05-29



桜坂氏が、この小説でどのように関わっているのか、推測できなかった。



東氏の、理屈を捏ね回したような文章と、語り口が面白かった。




この小説だと、”文学界”という所、”出版社”という所が、いかに政治的で、権力の権化のような世界であるかという、呪詛のような、怒り、憎しみが描かれており、柔な僕はかなり凹んでしまった。そんな事は十分承知していたつもりでも、やはり、かなりショックを感じた。



もう少し、ほんの僅かでも、ホッとできるような、詩的な部分があってもいいのではないかと思ったが、そのような甘い感傷は、許されなかった。