スローラーナー  トマス・ピンチョン

osamuoh2007-12-03

トマス・ピンチョンというアメリカの方の短編集。



1988年頃翻訳されたようだ。



ピンチョン氏は、徹底的にナゾの人物とされており、彼を写した写真が一枚も残っていないので、どんな風貌の人物かナゾになってしまっている。出版社の人が写真を写しにきたら、裏山まで逃げてしまったというくらいだったようだ。



この短編集を読む限り、フランスの作家ロブ・グリエ氏の提唱した”カメラ・アイ”で描写されているように、読めてしまった。まるで、映像のスローモーションのような、徹底した客観描写であるように思われた。