ジョン・バースという、アメリカの作家の方の作品。
ヘミングウェイ風に、ヨットで海に旅行する、中年夫婦の話という感じであった。
気が付いてみると、我々、彼、彼女、私、登場人物の名前が、いつも、同時に使用されて著述されていた。しかし、決して解りにくい長々とした、文章でなく、ハードボイルド風に短いセンテンスで描写されていた。
それで、何が描かれているのかと言われると、正直、良く解らないのが不思議だ。一応、古い言葉だが、”意識”というものが、描かれているという風にしか、僕の読解力では理解できない。とめどもない、一人語りが、短い文章で、かなりの分量で、描かれているという風に理解してしまった。
