金曜日の本
1989年頃の作品。
1960年頃に、ポスト・モダンの代表的な作家として有名であったようだ。
"メタフィクション”という事がどういうことか、未だによく理解できないのだが、
一応、思想辞典で整理してみると、
”リアリズム文学の対極をなすジャンルで、現実の社会や人間を模写するよりも、きわめて人工的な言語の世界を作り出す事に関心を示す。
現実とも虚構ともつかない世界をつくりあげる。
幻想やパロディなどを多様し、活字の組み方や章の構成を工夫し、小説のなかにまた別の小説を埋め込んだりする。”
と定義されていた。
いわゆる、徹底した、反リアリズムの立場をとっているようで、リアリズムに反する事なら、あらゆる事して描写しようとする形式的特徴があるようだ。