メタフィクション

osamuoh2007-06-15

”パトリシア・ウォー”という方の1980年頃の論文の著作をもう一度読み返してみた。


メタフィクションの定義として、

”フィクションとは何であるかを問題とする自意識的なフィクションの書法である。
要するに、作品中に作者が登場したり、逆に登場人物が作者をさがしたりする類の書法である。”

となっていた。

この著作に取り上げられている作品は、膨大な量であり、とてもではないが追いきれなかった。
主な作家として、

ジョン・バース”、”トマス・ピンチョン”、”カート・ボォネガット”などが取り上げられており、フランスのヌーボー・ロマン、ラテンアメリカ魔術的リアリズムなどが代表的であるとの事であった。

これらは、一応、権威ある文壇で扱われている作品ばかりで、”東浩紀”氏の述べる、反文壇的な作品とは逆に権威ある作品ばかりです。東氏とは逆に権威のほうではどのようになっているか、知りたくなったので、あえてもう一度、読み返してみました。

あまりもエリート主義的な、権威が感じられたので、すこし嫌になってしまった。