脳えお究める
立花隆氏の”脳を究める”を読む。
1996年の発行だから、もう随分昔の著作だ。
これらを読むと、気の小さく、臆病な僕などは、脳医学者は、常日頃から、脳を開けてみたいと思っていてうずうずしているのに違い無いなどと、恐怖に襲われる。
この書物の段階では、あくまで、マウス、サル、鳥、などの脳にメスを入れた実験にとどまっているが、アメリカの研究者などとの研究競争の事などを考えると、人間の脳を開けて実験すれば、手っ取り早いのは明らかなようだ。
立花氏は、勇気を持って、最新の実験装置の実験台になっておられるようだが、僕などは、恐ろしくて気が遠くなってしまう。
研究の段階では、生かす為なのか、殺すためなのか、良く解らなくなってしまう。実験の様子では、殺すのは簡単なようだ。
医学には全く素人なので、このような被害妄想を持ってしまうが、医学の研究の競争はかなり激しいようだ。