メディア・アート
ナム・ジュン・パイク氏の”二面アーチ”という作品。
テレビ受信機の数を、よく数えてみたら36個も使用されていた。
パイク氏の芸術は、基本的には”ビデオアート”と言う事で、実際自身が作成した、ビデオ作品を、画面上に映し出す事であるようだが、なぜか、使用される、テレビ画面の数が尋常ではない。
ごく普通に、テレビとして使用する事もできるのだろうが、そういう場合は、やはり、一つのの画面で視聴しないと、具合が悪いのではと、余計な心配をしてしまう。
政治が大事か、芸術が大事かという、二項対立が、以外に、ここでも問題のポイントになりえるようで、情報を重視すべきか、それとも芸術を重視して好いのかという問題が、立ちはだかってしまう。
芸術として、あるイメージに浸るだけなら、別に問題はなさそうだが、重大な情報を得るためとなると、大変困りそうだ。
人間工学の科学的研究の成果では、やはり、人間の”視覚”や”脳”へのダメージの点などから、かなり危険な面があるという結果がでているらしい。
これでも、もはや、かなり古いテクニックという事になっているらしい。
人間に優しい機械アートというのは、有り得るのだろうか。
こんな時に、少し気になってしまった。