一時帰還


*一時帰還       フィル・クレイ 著
            2015年 岩波書店 刊、

2014年にアメリカの全米図書賞を受賞している作品。

言わずもがな、イラク戦争従軍の体験の小説。

僕などは、何も語る資格は全然ないのだが、クリント・イーストウッドの映画や、ハートロッカーなど、みんなが見ているあの一連の映画群のことなのだが、小説を読む限り、あの映画で見ているシーンはもうほとんど事実、現実の様子であると思って間違いないようだ。エンタメ映画が事実というと、何かふざけているようだが、みんな、もう戦争がどんなものか、かなり知ってしまっていると思いました。日本の戦争時代の事とはかなり、違いますが、何故か映像などで、現代の戦争の様子をかなり知っていると思いました。これには少し驚いた。

作者のクレイ氏はかなりイケメンだ。
無事、帰還する事が出来、部隊隊長の推薦もめでたく取れて、大学進学も叶ったようだ。

有名な噂だが、全員が、大学進学を保証されているわけでも無いようなのだが、生きて帰れる保証も無いのに、何をいわんやですね。

戦争の様子なのですが、もうかなり高度にシステム化されており、テクノロジーも完全にハイテク化なされているようだ。あたり前ですね。何かビジネスとしてキチッと任務をこなしている感じがした。