われらのギャング   フィリップ・ロス 著

            1977年、  集英社 刊、

本書は、ニクソン大統領を風刺、パロディにしたような作品だった。



ちなみに、高橋源一郎氏の”さよならギャングたち”は1982年。それほど年代的には離れていないが、内容は直接的に関連は無かった。



ニクソン氏の演説や、ニュース報道の様子をパロディにしたような形式であった。


風刺とかパロディというのは、近代日本文学にはあまり馴染みがない事なので、すこし面食らうが、非常にパワフルな作風で一気に読ませられた。ユーモアとかファンタジーとか当時アメリカは既に明るかったのだな〜。