2012-03-08 われらのギャング フィリップ・ロス 著 1977年、 集英社 刊、本書は、ニクソン大統領を風刺、パロディにしたような作品だった。 ちなみに、高橋源一郎氏の”さよならギャングたち”は1982年。それほど年代的には離れていないが、内容は直接的に関連は無かった。 ニクソン氏の演説や、ニュース報道の様子をパロディにしたような形式であった。 風刺とかパロディというのは、近代日本文学にはあまり馴染みがない事なので、すこし面食らうが、非常にパワフルな作風で一気に読ませられた。ユーモアとかファンタジーとか当時アメリカは既に明るかったのだな〜。