快適睡眠のすすめ  堀 忠雄 著 岩波書店刊


高速道路の事故発生率では、24時間のうち、10時、14時、16時頃に集中しているという。24時間のうちの眠気が関係しているらしい。


本書では、昼寝の効用をといておられ、30分以内の昼寝によって、かなりリフレッシュできるという。託児所や、幼稚園ではこのお昼寝が幼児さん達に採られているのは有名であるらしく、しかし、これは青少年や大人の身体になると、昼寝するというのもかなり困難な身体になっているとの事。



カニズム的には、入浴や軽い運動などによって身体を一旦温め、そして身体が冷えてくる、その冷却効果を利用して寝るのが睡眠らしい。睡眠は身体が冷たくなっているとき一番睡眠をとりやすいメカニズムになっているようだ。なお、入浴は早めに済ませておくほうが大事との事。



高齢者になるほど、夜中に早く目が覚める睡眠覚醒が陥りやすく、不眠を訴える人々が多いらしい。自分の場合は、やはり、コーヒーと煙草がダメであるらしく、本書では有名なハーブティなどの緑茶がすすめられていた。イギリスやヨーロッパなどでも、この緑茶を飲む事がかなり薦められているらしい。



あと、日中になるたけ日光を浴びる事と、軽い散歩などの運動が薦められていた。この運動は、意外な事に午前中より、昼間に行われるのが効果的らしい。午前中は身体がかなり忙しい状態であるからであるらしい。