アメリカ 1960年代 新たな感性の誕生 M・ディクスタイン著 今村楯夫 訳

著者は、この年代の代表的な作家として、やはり、バース、ピンチョン、ブォネガットなどをあげている。



それらの作家の特徴として、”黒いユーモアの作家”、”実験小説の作家”として捉えている。




黒人作家なども紹介されていたのだが、日本で紹介されているのは、ボールドウィンと、トニ・モリソン女史くらいで、日本ではほとんど訳されていないのが不思議であった。アメリカで文学の世界で黒人となると、やはり問題が複雑になるようであった。



ロス氏、やベロー氏の、ユダヤ人としての、悩みや苦悩も、日本では非常に理解しにくいようだ。