ゲーム的リアリズムの誕生

osamuoh2007-03-25

東浩紀氏の最新作であった。


発売と同時に、在庫切れなどという、ちょっと信じられない状態になっておられれるようで、それほどのものかと怒りさえ覚えてしまった。すみません。


最初から徹底して、マンガ、アニメ、美少女ゲームの事しか語っておられず、常日頃、それらにかかわっていない僕のような者には、いかんともしがたい、ある不可能さを感じてしまう。


しかし、たかが、マンガ、アニメ、ゲームだけの世界から、著者は、”プレーヤーの視点の文学”などという信じられない事を仰っておられる。これは、好きとか嫌いとかの事ではなく、一応、”論理の必然”であると仰っておられた。”キャラクターの視点の文学”だけでも、ちょっと驚きであったのに、それよりさらに進んだ”プレイヤーの視点”などという事は、ちょっと未知の領域なのではと、非常に驚かされた。


”プレイヤー”などといっても、かなり古い僕のような者には、所詮、ただの”ルポルタージュ”になってしまうのではないのかとしか、想像力は働かないが、実際、全く違うようだ。・・・・・残念。


しかし、実際、マンガのどこが面白いのか、さっぱり理解できない。・・・・・・ショックであるとともに、恐怖を感じる。