怒りの葡萄

ドゥールーズの読み込みが二進も三進もいかなくなる。
やはり、僕の読解力ではかなり不可能であるようだ。

それで、DVDでスタインベック原作のシネマ”怒りの葡萄”を視聴してみた。
驚いてしまいました。

今現在のユナイテッドステイトたるアメリカで上演したとしたら、アメリカの国民の方々に殺されてしまうのではないかと思われるくらいのショックを受けました。

働くものの楽園、正義と栄光に光り輝くアメリカで、このような話があるわけがないといった感じです。

まぎれもなくアメリカの映画なのですが、全く信じられない映画なのです。

資本の暴力への批判になっていると思うのですが、今このような事を言ったら、間違いなく殺されてしまうと思われました。

あのアメリカでこのような話は絶対ありえないと、叫びたくなるようなショックな映画でした。