世界を回せ  コラム・マッキャン

世界を回せ        コラム・マッキャン 著、
           上下、2013年、河出書房 刊、   

非常に若々しい文章だった。

2009年に全米図書賞を受賞している。


語りてノ部分、センタービルでの曲芸ノ部分、主人公の兄と娼婦達の部分、娼婦ノ独白など、
ある一定の分量を持った断片が、混然一体となって、物語は進む。

この作品が評判が良ければ、他の著作も翻訳されると思われるが、日本では、あまり、アメリ
での全米図書賞というものが、どんな感じのものかあまり実感できないので、翻訳は難しいかも
知れない。