動きすぎてはいけない   千葉雅也 著、

              20013年 河出書房 刊、

最初のほうの存在論のところなどは、ハイデッカーやベルグソンを読んでいないので、比較検討ができず困った。


器官なき身体”の特質として、肛門期ではなく、性器的でもなく、尿道的といったところが、なぜだか非常に寂しかった。一応男性として、男根主義が染み付いた習性の身としては、なんだか力が湧かない。残念。


千葉氏には、早くファッションの話や、ヘヤースタイルなどのことをまとめた文化表象論的な書籍を出してもらいたい。