統合失調症の治療 原田誠一 著
本書では主に、”幻聴”の悩みをかかえる患者さんにいかに面接治療するかが解説されていた。
基本は、面談診察と、投薬であった。
ここでは、患者さんに、”幻聴”原因として、”不安”、”孤立”、”過労”、”不眠”の4つが重なっているためであり、その”幻聴”は、”患者さん自身の気持ちや考え”が”声”のように聞こえているのですという事を、いかに患者さんに納得してもらうかが問題になっていた。
その正体の解らない、恐怖のような声は、皆自分の気持ちや考えが、そういうふうに聞こえているのだと自分に言い聞かせることが大切なようだが、それがなかなかうまくいかない。ドタバタと慌ててしまう。・・・・・・・・
そういうばあいはやはり、休息、睡眠、服薬、相談相手、などでなんとか脳を休める事が大切なようだ。