ストリート・ファッション 1945-1995

本書では、
”ストリートガール””アプレ族””シネマファッション”””アメリカンスタイル””マンボスタイル””落下傘スタイルとサックドレス””太陽族””六本木族””カリプソスタイル””ロカビリー族””カミナリ族””みゆき族””原宿族””ミニスカート””GS・モッズファッション””ヒッピー・フーテン族””サイケ・アングラ族””ジーンズ革命””重ね着””暴走族””フォークロア””ヘビーデゥーティー””ニュートラハマトラ””サーファー””フィフティーズ””竹の子族””JJガール・ポパイ少年””ニューウェーブ””カラス族””DCブランド””オリーブ少女””ボディコン””渋カジ””イタリアンポート””女子高生スタイル””ストリートブランド””フレンチカジュアル”
などの激動するスタイルの変遷がめまぐるしく紹介されていた。


たかが衣服の事だが、自分のような者には思いも及ばないような衣服の着方があった事に驚かされた。


ストリート・スタイルというのは、ある特定のデザイナーが作った物だけではなく、時代の文化現象が様々に影響しあって、衣服を着る人々の間で、自然発生的に出現するものであるという点が興味深かった。従って、時代と密接な関係になるらしい。不思議だ。


自分くらいの高齢になると、本書では、”リバイバルファッション”というくくりで、各時代のスタイルをその時の気分で、自由に楽しむというジャンルも確立してきているらしい。


着ている衣服に、ある時代のコンテキストが、それぞれ重層的に感じられるという事は、中々カッコ良い事であるなと思った。