性の自己決定 原論

osamuoh2006-09-03

宮台真司氏の著作。


まるで三文週刊誌の、興味本位を狙っただけのような、著作タイトルが多いが、中味は、硬く、法律や、国家の事で”完全論理武装”されてあるようなので、驚いた。


宮台氏は、”性の自己決定の定義の結論”として、”自由な自己表出の積み重ねの結果得られる自尊心こそが尊厳の本質だという立場に、価値合意することを「宣言」したい。”となっていた。


”性における最低限の人間の尊厳”といったようことは、いったいどの程度まで保たれるのかは、僕には結局解らなかったが、たとえば、貧富の差によっても、かなり雰囲気が違ってくるといったような事も、宮台氏は仰っていた。いわゆる、金持ちに比べて、貧者には性的自己決定権が少ないとの事など。

著作の中では、性の売りと買いのことなども述べられていたが、メディアを通じて性処理をしている者も、やがて、売りや買いの段階に以降してくると述べられてあった。

サイバーセックスなどと、、言葉だけ新しくしても、その内容はかなりおぞましいのは承認しにくいといったような雰囲気であった。残念。 

性の自由はいったいどこにあるのだろう。